思わず真似したくなるフリーゲーム「嘘発見人【万目今日助】」

今回紹介するフリーゲームは、一風変わった作品だ。

アナバシス>>嘘発見人【万目今日助】(公式)

このゲームは、ドラマのようなストーリーで展開される、推理物のアドベンチャーゲームである。主人公の万目今日助が相手の表情のわずかな変化からその心理を読み取り、相手の矛盾をあぶりだして問題を解決するというゲーム。

実際のポリグラフテストや犯罪心理学の知識が数多く詰め込まれており、気付けばプレイヤーは会話のテキスト以上に容疑者たちの表情に気を配るようになっていく。

何がすごいのかと言うと、その影響力。

気付けば、プレイヤーは現実世界でも人の表情に敏感になるしかない。

iPhoneやAndroidでも遊べるので、スマホユーザーもPCユーザーもどちらでも楽しめるのもポイントだ。

ストーリーは決して派手ではないし、推理も難しくはない。初見の私でも推理に関する正答率は100%だった(表情分析や本物orニセモノの分析は慣れるまで意図せぬ間違いが多くミスがあった)。しかしながら、現実的に起こりそうな問題と、そして一般の人でもここまで嘘をつく、というのが真に迫るものを感じるしかない。

エンディングで明かされる色々な秘密は、本編の物語をさらに意味深くする。人はなぜ嘘をつくのか、ウソとは何なのか。そしてウソつきとは何なのか。

まるでドラマのような、実際にドラマになったらヒットするんじゃないかと思わせる脚本と演出が実に素晴らしい。また、尋問のテキストのひとつひとつもよく練りこまれていて、本職の作家ではないかと思うほどだ。最初はチュートリアルしながら物語が進むのでじれったいが、チャプター5あたりからかなり情報量も多くなって、分析もシビアになってくる。これも推理好きな人には楽しくて仕方ないだろう。

一応、現在提供されているのは第一話のみ。ぜひ続編にも出てほしい。

公式ページは見るたびに賞が増えていて、このゲームのクオリティを感じさせる。

それにしても、表情ひとつにこんなに情報があるとはそこまで意識していなかった。自分はいつも、どんな顔をどのように作っているのか。男は40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て、とは言うが、自分の表情には早く責任を持つようにしないといけないとこの作品を通して思い知るようになった。

ウソは、必ず暴く。暴かれる。

勉強になった。作者さま、素晴らしい作品をありがとう。

 

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